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ワンダーガーデン by 四獣 [大好きお芝居・舞台♪]

玉造小劇場の優先予約で手に入れたチケットで行って参りました!
行って良かった!と思える、本当に贅沢なお芝居でした。
やっぱり、わかぎゑふ様のお芝居は良いですね。
そして、四獣の4人も本当に素敵でした。
『お祝い』のサインを頂いた時に、
『すっごいぶっ飛んだ内容になってますから、こうご期待!』と
言ってくださったわかぎゑふ様。
その言葉に偽りはありませんでしたよ!

場所はシアター711。
スズナリのお隣の小さな小さなシアターですね。
元映画館だったものを改装したという小さな小さな劇場です。
観客はしょうが確認しただけですが男性は1名だった気が・・・
やはり花組の4人が出演と言う事で、女性が99% でしたね。

090823_sushou1.jpg
今回の劇場 シアター711。

ネタバレ防止にご協力ください!
との事なのですが、しょうのこの記事がオープンになるのは、
楽日後でしょうから(記事溜めすぎだわ、、、)、
色々書きますwww

舞台は明治45年からで、要するに明治天皇崩御の年です。
この4人姉妹(正しくは一人は義妹ですけどね)の物語の別の所で、
『一郎ちゃんがいく』なんだなぁと思った、わかぎファンのしょうです(^_^;

そこから昭和初期までの20年間、この4姉妹を巡る物語。
当時の女性は今よりずっと生き方の幅が狭かった時代。
でも、だからといってドラマがない事はありません。
乙女時代からの20年ですから、女性にとっては一代記になります。
庭が自慢の家には3人の姉妹しか居ない様子。
そこに長女の婚約者の末の妹が加わり物語が始まります。
4人4様の生き方が進んでいくのですが、
そこはわかぎゑふ様の脚本ですから、時代背景を巧く入れていきます。

どのキャラも魅力的です。
ぽーっとしていながらも、物事の本質を突くと評価されていた桜が、
華麗な女戦士(?)になり、
文学少女で女だてらに庭で新聞を読んで長女に窘められる(時代ですなぁ)
三女の葉月は、職業婦人というか今で言うと女性実業家へ成長し、
弁が立つ次女の薫子は、秘めたロマンスと庭を大事にすごし、
一番当時の女性らしい長女の千草ですが、3歩下がってただけではなく
しなやかな強さを持っていて、素敵です。

対する、各婦人の連れ合いとなる男性陣も、それぞれに異なったキャラ。
舞台上には4人しかいないはずなのに、ちゃんと8人居る情景が浮かぶのが凄いです。
お互い、成長して行く過程で色々傷ついていく様な事もありつつ、
ウェットなじめっとした話にはなっておらず、その辺はラックシステムや
『夢のひと』なんかと共通な感じがします。

4人のみの舞台でしかも、一人二役ということで
どうやって早替えをするのだろうと思ったし、期待もしたのですが、
あらびっくり、化粧も鬘もなしですか!!!
植木さんなんかスキンヘッドのまま16歳の義妹の役ですか!
かなりビックリし笑いましたが(他のお客様も同様の反応でした^_^)、
徐々に女性に見えてくるんですよね。
それは、やはり声と仕草と表情で女性を演じると言う事が板に付いている
桂憲一、八代進一、植木潤、大井靖彦の4人だからなのでしょう。
そして、この4人にこの演出ができるのは花組をよく知っている、わかぎゑふ様ならでは!
良く分かった人が脚本を書き、お互いを良く分かっている同期の4人が芝居をし、
彼らのファンが鑑賞するのですから、そりゃぁ、会場全体の空気が良いのは言わずもがなです。

舞台装置も狭い舞台上を巧く使ってるし、かなりシンプル。
バラが咲く庭と言う事でしたが、それを背景で表現してる絵が印象画っぽくて、
4姉妹のほんわかした絆をも象徴している感じ。
あまり象徴的に使われていませんでしたが、上方にレトロな電気のかさがあり、
ずーっと気なっていました(欲しなぁと思ったんですw)。
庭に咲く薔薇として、最前列のお客さんをかなりいじっていましたが、
きっと花組での優先予約のお客さんだろうから、お得意さんたちなのだろうなぁ、、、
などと思ってみたり。

衣装もシンプルでした。
女装と言う事ではなく、女性として舞台にいる時はブラウスとスカートですが、
その下にはパンツ(ズボン)を履いています。
男性で居る時にはジャケット、もしくはベストや眼鏡などで、変化をつけていますが、
基本的に小道具や衣装に頼らないような作りでしたねぇ。
この辺は彼(女?)ら4人の演技力もありますが、舞台慣れしてない人には
きついかも知れませんね。
(舞台は、観客の想像力も必要だと思っているしょうです)
しかし、本当に4人の魅力が十分に引き出される脚本と演出、そして何より演技力。
途中かなりアドリブと思える部分もありましたが、それも安心して見る事ができるのは、
ちゃんとフォローしてくれる人が相手をしているからだなぁと、観客としても安心して見ていられました。
桂さんはかなり噛んだり、とちったりしておられましたが最後、反省しながら捌けて行かれましたwwww

本当に贅沢な時間でした。
是非とも今回の『ワンダーガーデン』自体の再演は難しくても、
(20周年記念ぽい作りになっていたので)、
この5人(四獣+わかぎゑふさん)の
組み合わせはこれからも続けて行っていただきたいです。

残念な事が2点(^_^;
お芝居の内容ではないです、念のため。
実は寝坊して開演2時間前に目覚めてしまったため、会場に着いたのは、
開演4分前。。。
舞台から聞き覚えのある声が、、、
なんと、コング桑田さんと原川浩明さんが物販促進をされていました!
うわ、すっごい損をした気分だ_| ̄|○
でも、会場ど真ん中の良席はずれなくて済んだのでまだ良かったです。
(狭い劇場だったので、開演時間になっても着かない場合、パイプ椅子の可能性があったのです)

その物販促進の時に知ったのですが、前日でパンフ売り切れ!
残念!と思ったら後からの郵送で良ければ売ってくれるとの事。
おまけに写真にサインしたモノをつけます!ということでした。
あぁ、色々内容盛りだくさんな感じだったので、よかったです。
で、終演後、申込用紙が配られました。
物販の販促担当 コングさん自身が配って歩くんですよw
どんだけ手作りやねん!と、突っ込みたくなりました。

そして、すっごいびっくりだった事が!
お芝居鑑賞なのにペンを忘れたしょう。。。
申込用紙にすら何も書けない_| ̄|○となり、スタッフの方にペンを借りようと、
声をかけたら、なんとスタッフだと思った人は、わかぎゑふ様!!!!
『私ので良ければ』と言ってボールペン貸していただきました(ウットリ)。
『ゑふさん、いらっしゃってたんですね。。。しかもスタッフ然と働いてるし、、、』
と言ったら、
『来てますよー、もう、今日もダメがぎょうさんある、、、』とメモ帳捲りながら仰ってました。
もう、良い思い出になりましたと、丁寧にボールペンはお返ししました。
あぁ、嬉しや・・・
わかぎゑふ様のボールペンで書いた申込用紙は、
本日お誕生日で、カテコでお祝いされていたコングさんにお渡しして、
(パンフレット申し込みをしたと言う事ですね)帰ってきました。

090823_sushou2.jpg
お花は外にありました。

その後は、最近お気に入りのこちらへ。
良いお芝居を観て、その後美味しいワインとお料理。
贅沢な一日でございました。
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