『サマーウォーズ』@衣山サンシャイン

2本連続で鑑賞ｗ
見たいな〜と思っていたので、間に合って良かった！

物語は、高校の物理部部室（らしき）場所から始まります。
そこで、パソコンを操作している2人の高校性男子健二と敬。
どうも仮想世界のメンテナンスをしているようですが、
健二は、あと少しで数学オリンピック日本代表になれなかったと言う事を愚痴っております。
そこに現れる女生徒 夏希（この二人との関係性がよく見えません）が言う事には、
自分と一緒に田舎に行ってくれないか、一緒に来てくれたらバイト料を払うと。
結局じゃんけんで健二がそのバイトをする事になり、一緒に長野県上田市へ向かいます。
そこは、室町時代から伝わる旧家だとかで、
現当主は16代目となる今年90歳の栄おばあちゃんとかが、
所々で合流する親戚のおばさんたちとの話で分かっていきます。
が、その栄おばあちゃんに紹介される際、
健二は夏希のフィアンセだと言う事になってしまいますｗ
その夜、環境が変わって寝付けない健二の元に、謎のメールが届きます。
その文面の数字の羅列を見た健二は、暗号だと思って解いて行き、
夜が更け、朝日があがり始めて朝顔が開く頃『解けた！』と言って、
返信して、眠りにつき、その家の子供たちに起こされると、、、、

と言う始まりですが、
夏希と一緒に、田舎の旧家につれて行かれるというその場面で、
百鬼夜行抄の逢魔の祭 を思い出しちゃいまして、
そこで半分ネタバレしちゃった感じですね(^_^;
構図的には、今目の前に来ている未来のデジタル社会への警告と、
旧来からのある意味アナログな人間同士の絆の大切さを説いたエンターテインメント映画。
って感じでしょうか。
同じような構造の印象があるダイハード4は、デジタルVSアナログおやじという分かりやすい構図でしたが、
こちらの方は、デジタル上で最終対決と言う事もありデジタル社会へ否定的ではありませんかね。

仮想社会のOZは、今は巨大で現実社会と密接に繋がっている部分がかなりあるとの事。
そのため、OZでの混乱は現実の社会へも反映されるのですが、
その反映され方があまりにもちぐはぐな印象ｗ
犯人はこいつ！的なワイドショーの盛り上がりと、インフラがメチャメチャになってる場面があるのに、
高校野球の地方大会の様子をじっくり見ている場面があったりしていました。
OZは全世界サービスという事なので、全世界で同じような事が起きているはずですが、
なんだか、扱われ方の規模が小さい気が、、、
「いやいやいや、もっとニュースになるだろうし、犯人扱いした高校性が間違いだったら、
　訂正ニュースも流せよなぁ、、、」
と、思ってしまったり、あのスパコンを端末に繋いで、何に使うんだろう、、、、
OZでの仮想社会での出来事はサーバサイドのスペックによるんじゃなくて、
アバターの動きは端末側のスペックによるんですか？？？
ネットゲームとかってそう言う仕組みなんですか？？？
などなど、疑問は残りますｗ

しかし、エンターテイメントとしてかなり楽しめますね。
しょうは、またしても一人かなり五月蠅く楽しんでおりました。
（映画館に響く一人の笑い声www　何でみんな笑わずに見ていられるんだろう、、、）
何より、90歳になるという婆ちゃんが格好良いのです。
デジタルだろうと、アナログだろうと、究極に危機状況になった時、
執るべき手段はそう変わる事はないんだなとそんな事を考えて見ておりました。
亡くなった後も、栄おばあちゃんは遺書に自分の気持ちとこれからの家族の
行いに関しての指針を残して、それを子供や孫たちが守っていく事で、
生きた証みたいなものを残していきます。
あっぱれな生き方ですよね、憧れます。

デジタルを否とはしてない内容ですね。
いじめられっ子だった佳主馬（かずま）は、
OZ経由で祖父から少林寺拳法を習い、それを克服していく
と言う過去が中で語られていたりしています。
そして、ラブマシーンと夏希のアバター決戦中に
世界中からの自分アカウントの提供する場面と言い、
人との繋がりって言うのは、デジタルの舞台上でも変わりがないのだ
というメッセージですかね。
そのラブマシーン、どうも巨大化強力化してからのアバターは
シヴァ神に見えてしょうがなかったです。
（破壊と再生の神だしね、シヴァ神）

一人でご飯を食べるとか、お腹がすいているのはいけないんだそうですよ。
気を付けようと、思います。
旦那様にも一人で食事させちゃってますしね、その辺は反省です。

しかし、やっぱり映画アニメだと主要登場人物は、
芸能人が声優やるんですよね。。。
前回『鉄コン筋クリート』の時も思いましたけど、
脇にいる声優の方々や、舞台俳優の人たちとの演じ方のギャップが、、、
そう言えば、9月6日に見た『太陽の陽』で岡本京子役の山像かおりさんも、
声優で参加されていましたね。