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エンバース 〜燃え尽きぬものら @俳優座劇場 [大好きお芝居・舞台♪]

チラシをみて、気になりチケットを取った本作品。
上演時間2時間にも関わらず、途中休憩を挟むという。。。
やはりそれだけ消耗するんでしょうかね・・・
エンバースは、embers=燃えさしという意味です。
主人公の執念の事、ですかね・・・

091115_embers01.jpg
劇場は俳優座劇場。
座席は3列10番という2列目ほぼど真ん中(^^;
普通にぴあで取ったチケットで、この良席。
会場は若い人はあまり見かけず(私含む)、年齢層高めでございました。
やはり演目が、渋めですのでね。

ハンガリーの古城に住むヘンリックは75歳、
91歳の乳母ニーニと二人きり。
そこに41年ぶりにヘンリックの幼馴染み コンラッドがやってきます。
ヘンリックはそこでコンラッドに確認したい事が一つ。
しかし、それはヘンリックにとってはすでに確信となっており、
なんのために、誰のために確認するのか、、、、

ただただ、長塚京三さん演じるヘンリックの台詞と執念に
圧倒されました。
その執念を為す術もなく座って受け入れていますが、
揺れている心をしっかり表現しているコンラッド役は益岡徹さん。
執念に翻弄されているヘンリックを理解し、見守る乳母ニーニ役が
鷲尾真知子さん。

結局ヘンリックは求める答えをコンラッドからは得られません。
それでも、そんなヘンリックをニーニは最後に笑顔で抱擁します。
謎は残るし、スッキリする物語ではありません。
でも、それが人生なんだなぁと妙に納得してしまう。。。
この物語の当時、75歳はもっと死に近い年齢だったでしょう。
引退して、いつお迎えが来ても良いと覚悟が出来ているそんな年齢だったから
だからこそのあのヘンリックの真実を知りたい、
本人の口から事実を聞き出したいと言うパッションは
出てきたのではなかろうか・・・

しかし、3人だけの出演者でこんなにも豊かな空間が作り出せるんですね。
コレだから観劇は止められない。
でも、座席はけっこう空席があったようです。
ちょっと残念。。。
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