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2010年3月分 [大好きお芝居・舞台♪]

3月も相変わらずの依存症っぷりでございました。
重い物から、コントから、落語から、クラシック(?)まで(^^;
幅広いラインナップ。
計12本。

●3月6日(土) 赤い薬
初、MONO。
土田英生さんの作品は何度か経験あり。
すっごく面白い!と言う印象はなかったのですが、
いや、ビックリでした。
苦しくてお腹痛くなる程笑いました。
バカバカしくて大笑いさせてくれて、
でも最後ちょっとほろ苦い印象でぴりっと締めてくれる。
そんな感じでした。
あまりに面白かったので、パンフ購入。
帰宅してから、チラシに入っていたー初恋の先行予約販売、
申し込みましたよ。
タニマチ金魚の公演も見ておけば良かったかも、、、

●3月8日(月) yebisu亭
カンフェティのサイトでたまたま見つけた催し。
何でも30回記念公演とかで、久々に柳家花緑、林家たい平、柳家喬太郎の
3人が揃ったのだとか。
プラス今回のゲストは、トランペッターの日野輝正さん。
まず、たい平師匠が、宿屋の富籤、
花緑師匠は、片棒、
中入りがあって、3人と日野輝正さん、マーク雅子さんのトーク。
最後に喬太郎師匠が新作。
途中ダレた感じがしましたが、日野輝正さんのトランペットを絡ませて、
ちょっと感動的なお話になっていました。
他の高座では出来ないのでは???
yebisu亭は初めてだったのですが、
サッポロビール提供のお飲み物が付くんですね!
お弁当系の物を持ち込んでる方が多くて、
失敗したなぁーと思いつつ、EBISUホップを頂いたしょうでありました。

●3月11日(木) 棄憶
何処でだったかもらった仮チラが気になって、チケット購入。
おもたーい、くらーい、お話です。
はっきりと名前は出てきませんが、731部隊の生き残り達のその後。
それと帝銀事件と、ちょっと前の血友病患者の薬害エイズ辺りまで含みを持たせてましたね。
有馬自由さんの恐ろしさが、客席まで届くようで怖かったですねぇ。
また、円形劇場の空間を巧く使っていました。
音響も最低限で、足音を響かせる事も計算に入れているような演出だったようです。
愉快な話ではないですが、こう言うものはなくしちゃ行けないんじゃないかと思っていて、
年に何本かは意識して見るようにしてますが、まさにそんなお話。
ただ、最後のウィンナーワルツは無いよなーと思いましたよ、、、
余韻が思いっきりぶち壊されました。
そして、このとき隣の席にM.O.P 木下政治さんがいらっしゃった模様。

●3月12日(金) いい加減にしてみました3
台湾旅行友のO嬢をお誘いして、チケット先行販売に挑むも、
土日は取れずで、この日のチケットに。
お忙しいO嬢、ギリギリで間に合って良かった良かった。
三宅裕司と、伊東四郎のコント。
面白くないわけがない。
そこに、沢口靖子が加わると聞けば絶対みたい!と思っていました。
彼女の一生懸命さが、二人の間に入ると凄い威力を発揮。
本多劇場の椅子の上で身体をよじって笑っていました。
S.E.Tのメンバーも数人参加してて、もちろんキンカンのお二人も、
コントの間を歌で繋いでおりました。
楽屋トークも魅せる趣向は毎度のようでしたが、
コチラの方がお腹のよじれ具合が強かった気がしますw
んでも、ちゃんと練られて稽古されたコントはやっぱり珠玉。
とても楽しい時間でした。
そして、ロビーのむせ返るような花の香りにも、癒されました。
(開場した途端、踊り場も花の香りがする程の花の量でしたよ!)

●3月13日(土) 富士見町アパートメント
平田敦子さん、井之上隆志さんが出るというのなら、
絶対に見たい!
しかも、1本はマキノノゾミ氏の脚本だし。
と思って通し券をゲット。
したら、先月痺れさせてもらった山路和弘さんも出演。
それも、マキノノゾミ氏の脚本に。
4人の作家による1時間程度のオムニバス。
舞台は同じアパートの一室という設定。
でも、書く人、演じる人が違うと、ここまで違う空間になるんだなと。
住む人が違うと、部屋の雰囲気ががらっと変わるのと一緒ですかね。
・リバウント
アラフォーの私にはちと耳の痛い感じがするお話。
でも、池谷のぶえさん、平田敦子さん、星野園美さんの
3人が真っ黄色のステージ衣装にステージ用の化粧してる姿は、
圧巻!の一言。
そして3人の歌唱力とハーモニーも凄かった。
・ポン助先生
4本の内で一番好きでした。
山路和弘さん演じるポン助先生の俗人っぷりが、
笑えるし、納得させられるw
そして、西尾まりさん演じる編集者の気っ風の良さが
物語をサッパリとさせてくれる。
『この世界、勝てば官軍だから!』という、彼女の台詞。
いや、何処の世界も程度の差こそあれ、そうだろう、、、
と、思ってしまったけれども。

・魔女の夜
こわい!
蓬莱竜太さんの書く女性二人の芝居、、、
と思ったけれど、持ち味は変わらないんだなぁ。
いやぁ、怖ろしい・・・
騙し騙され、どっちがどれくらい可哀想なんだか、
引っかき回されて良く分からなくなっちゃいました。
見終わった後、どっと疲れましたね。
・海へ
井之上隆志さん出演の作品。
もう、何でこう言うプロットの演劇って多いのだろう、、、
と、筋書き読んだだけでちょっと_| ̄|○な気分になりつつ、
井之上さん、入江雅人さん(最近気になっている)達の、
細かい笑いに引き込まれていきました。
井之上さんがやっていたようなことを、つい先日やってたよ、
もう良いよ、と思いながらも、
素直に肉親の死を悲しめない岡田(井之上さん)が、
気持ちの蓋を開ける事が出来て、号泣してたシーンで、
ふと、気持ちが軽くなるのを感じました。
そうそう、悲しいときはさ、変に防波堤作らないで、
悲しい気持ちを外に表した方が良いよ、ウンウン。
最後に、金子が貸した10万円じゃなくてAVを持って行ってくれた事で、
またホッとして、気持ちが救われましたねー。

しかし、どちらかと言えばBプログラムを後に見たかったすよ。

●3月19日(金) 宦官提督の末裔
花組芝居の加納さんが出演、375年続く江戸操り人形劇団のお芝居。
そう聞いたら、見たいじゃないですか。
世界史の授業で聞いた事のある鄭和の末裔が、現在と鄭和の記憶を行き来する、
そんな不思議な形で物語が進んで行きます。
この物語の作者は、シンガポール人。
そして、演出、美術はフランス人。
何とも国際的なコラボレーション。
ストーリーはつかみ所が無くて、難解な印象ですが、
最初や途中に挟まれた解説、アフタートークでの上田信さん(中国社会史、アジア社会論学者)の
解説を聞いて、背景が分かっていくのでした。
こんな実験的な試みのなかでも、しっかりと存在感を残せる加納さん、
素敵でした。

●3月20日(土) 薔薇とサムライ
ちゃんと劇団 新感線を見るのは初めてかも。
もう、超分かり易いエンターテインメント。
(↑良い意味です)
お客も盛り上がれるように工夫されているし、
何しろみんな格好良い。
古田新太さんは、主役で見るのは薮原検校以来2回目ですが、
やはり舞台での存在感は格別ですね。
ハンサムなわけでも、スタイルが良いわけでもないのに、
とても格好良いのです。
TVでよく見るチンピラなんかより、絶対こっちの方が似合ってる
そう思うんですけどね。
このお値段でも即完売、納得です。

●3月21日(日) センセイの鞄
今見るべき芝居じゃなかったなー。
もう、2幕からほとんどずっと泣いてたですよ。
高校時代のセンセイ(沢田研二さん)と再会した月子(富田靖子さん)は、
徐々にセンセイに惹かれていき、途中寄り道もあるけれど、
最後は”恋愛を前提としたお付き合い”をして、3年間を過ごす。
と言う物語。
マキノノゾミ氏脚本、松永玲子さん、細見大輔さん出演に
惹かれての観劇でしたが、松永玲子さん、3人の全く違う女性を演じていて、
凄かったです。

3月24日(水) 謝罪の罪
初、ペンギンプルペイルパイルズ(長いよ)。
ある会社で後輩を殴ってしまった社員が、
倉庫のような部屋に隔離されてります。
しかし、部署のメンバーは彼が殴った遠藤に対して、
何故か同情的というか、彼が殴るのは致し方のない事ではないのか、
と言うような雰囲気。
でも、一番驚いていたのは本人。
彼には過去にも同じような経験があって。。。
と言う物語。
途中、照明変更が合図のようになって小林高鹿さんの顔を
白く塗っていく場面がw
最終的には、真っ白になっていく遠藤の顔。。。
だんだん仮面を嵌められていくような演出です。
会話や芝居は笑えるんですが、その辺がちと怖かったですねぇ。
この日は、河原雅彦さんと坂井真紀さん、あと、みのすけさんが、
いらっしゃってました。

●3月25日(木) 農業少女
初、野田秀樹作品演劇(ねずみ小僧は歌舞伎だったので)。
苦手意識があって『難解なお芝居』という印象があったのですが、
演出が松尾スズキさんだったせいか、分かり易くて
苦手意識が吹っ飛びました。
主演女優以外がお目当てと言っても過言ではないくらい、
興味ある役者さんが揃った舞台でした。
でも、主演の多部未華子さんは芸達者な印象でした。
長台詞はちょっと危なっかしい感じがしましたが、
それ以外は気になる所もなく、安心して見ていられました。

●3月26日(金) 泳ぐから荷物みといて
モッカモッカの存在すら知りませんでしたが(失礼!)、
中村まことさん出演、ブルースカイ脚本、上田誠映像協力、
この辺に興味を惹かれましての観劇。
うーん、勢いで押すタイプのコントが主流で、
ちょっと苦手な印象。
でも、カリカ家城さん脚本の漁村の話は面白かった。
しっかりストーリーがある話がやっぱり好きだなぁと、
再確認。
アフタートークでは、そのカリカ家城さんが出て、
『こう言うストーリーのある物をモッカモッカに書いてしまうなんて_| ̄|○』
と言っていましたが、いや、それが一番面白かったですよ!
映像コントでは、CDブーメラン症候群(?)と、
お前のドラリオンという作品が、出演陣が豪華でございました。

●3月27日(土) Classical ROLLY 2010
すかんち のローリーが、生バンドを引き連れて、
クラシックの名曲達を”歌い上げる”。
何じゃそりゃ???
と思った、棄憶をみた円形劇場での出来事w
その時チラシを初めて見て、気になったんですよね。
ぴあでみたらまだチケットがあったので、早速購入。
当たり!でした。
すっごく楽しいの♪
バイオリン、バンマスの中西俊博さんが、編曲、
歌詞は日本語でローリーが付けているのだそう。
それがまた破天荒な内容でね。
青山円形劇場でコンサートって、、と思いましたが、
楽しめましたよ。
こんなに間近でみられる空間って、やっぱり素敵。
ローリーも、この公演は続けていきたいとの事なので、
また次回も期待したい!

こうやって、段々元気をもらって行ったわけであります。
勿論4月も色々みていますが、そちらは個別でアップしていきます。
就活も始めました。
のんびりだけど、こうやって少しずつだけど、
右肩上がりに登っていければ、それで良いかな。

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姫林檎

 しょう様、お久しぶりです。

 ブログにコメントをいただいて、久しぶりに遊びに来させていただきました。

 お辛いことがおありだったのですね・・・。
 こんなところですが、遅くなりましたが、謹んでお悔やみ申し上げます。

 そんなしょうさんのお気持ちを、お芝居やライブが支えているというのは、私は数年前に父を亡くしているのですが、とてもよく判ります。
 あまり無理をなさいませんよう。
 でも、お芝居を楽しみましょう。
 「罪と、罪なき罪」も楽しみですね。私はハンカチではなく、ハンドタオルを持って参ります!
by 姫林檎 (2010-04-21 20:23) 

しょう

姫林檎さん、お久しぶりです。
お気遣い、ありがとうございます。
本当に、人生何があるか分かりませんねぇ。。。

リリパの次作、座・高円寺の空間で、
あの舞台がどうなるかとっても楽しみですね。
客演陣も強力ですし。
ま、その前にもたっぷり見に行く予定がありますので、
また、そちらのblogにも伺います。
by しょう (2010-04-25 23:01) 

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